止水ボックス関連

商品目次

標準セット図


当社の止水ボックスは、主にグラウンドアンカー工法や注入工法において、施工箇所が被圧地下水等によって通常の削孔が困難な場合、止水装置としてご使用いただけます。削孔口からの土留め壁背面土砂流出を軽減させます
※止水ボックスご使用の場合は、必ず接続用口元管の設置が必要です。

止水ボックス設置例 口元管・溶接取付式+止水ボックス(Fバンド接続式+パッキン止水式)

■使用方法
 ①口元管を壁に設置する
 ②止水ボックス(シャッター板を開放状態)を口元管に取り付け削孔する
 ③削孔終了後アンカー体を挿入し、ケーシングを抜管し、最後の1本になったところで、テンドンに取付けたフリーパッカーで止水し、土砂の流出を和らげる
 ④抜管後、止水ボックスを取り外し 口元パッカーで止水する

対応ケーシング対応口元管
96(3”)Φ139.8 内径Φ130.8
118(4”)Φ165.2 内径Φ155.2
133(5”)
146(5”1/2)Φ216.3 内径Φ204.7
165(6”)Φ216.3 内径Φ204.7
216(8”)Φ264.7 内径Φ254.2

① 口元管(下部ボックス)

口元管は、設置する壁面に適応した様々な形状があります。また施工条件に合わせた特殊タイプの加工等も承っております。基本口元管は転用不可能です。

○ 壁との設置方法
  溶接式(鋼矢板(シートパイル)・SMW)
  ボルト接続式(コンクリート・鋼矢板(シートパイル)・SMW
  打ち込み式(SMW・鋼矢板(シートパイル)

○ 止水ボックスとの接続方法
  Fバンド式
  ヴィクトリックジョイント式
  ボルト・ナット式
  ネジ式

●口元管発注方法 
 ケーシング径
 パイプサイズ
 角度:打設角度・水平振角度
 壁との設置方法
 止水ボックスとの接続方法
 
例 133-口元管165.2-30度-右5度振-溶接式-Fバンド式

A : 壁と口元管の接続

あらゆる壁面に対応した形状の口元管があります

壁の種類

鋼矢板(シートパイル)
鋼製の板状になった杭(シートパイル)を地中に打込み山留壁を作る工法

打ち込み式

鋼矢板に予め口元パイプより大きめの穴をガスやランス棒で空け、口元パイプを打ち込みます

溶接固定式

鋼矢板にフル溶接で取り付けます

ボルト固定式

鋼矢板に寸切ボルトを溶接し、パッキンを挟み込んで、ナットで固定します

コンクリートタイプ 
アンカーボルトを壁に打込み、パッキンを挟んでナットで固定します

口元管(ボルト穴付)
パッキン
テンプレート

親杭タイプ(SMW工法・ソイル連続壁)壁との間にスポンジパッキンを挟み込んで、親杭に溶接で固定します

打ち込み式
エリの巾を長めにして溶接
パッキンを挟みボルトで固定
角材などで溶接固定

口元パイプのサイズ

■パイプ寸法

適応ケーシング外径(φ)内径(φ)重量1m当たり(kg)
96(3")139.8130.815.0
118(4”)165.2155.219.8
133(5”)
146(5”1/2)216.3204.730.1
165(6”)216.3204.730.1

打ち込み式

地中の中に口元管を打ち込み、より止水効果を高めます

口元管(パイプ)

一般的な鋼管パイプです。専用打ち込みアダプターを使用し、打ち込みます。土留壁背面の土砂流出を軽減を目的とします。
ケーシングの回転による供回りの可能性がある場合は、口元管プレートの溶接をお勧めします。

※地中埋設物等への影響や干渉を保護する用途でもご使用になれます。

口元管先端部の加工

連壁や粘土層への推進力をUPさせるために、
鋭角に切断や切り刃加工も可能です。

口元管打込みアダプター

打ち込み式口元管に使用します

サイズネジ
150A-133共通ネジ
175A-146
200A-165K鉱研ネジ
200A-165M和光・三菱ネジ

口元管プレート

止水効果を高めます

口元管プレート
分割式プレート
角度(度)厚み(t)幅(w)高さ(h)
0-209235300
25310
30320
35340
40350
45370

Sカラー加工

止水ボックスの接続で、ヴィクトリックバンドを使用する時は、パイプ部に、Sカラーを取り付けます

特殊品

口元管注入口付き
三段式
鉛直+水平角度付き
曲げ加工(鋼管杭用・その他)

口元管キャップ

一時的に口元管を閉鎖します
ボルトを締めこむことで、ゴムが圧縮し密閉状態になり止水することができます

●口元管φ165.2は、レンタルを行っています

② 止水ボックス(上部ボックス)


止水ボックスは、主にグラウンドアンカー工法や注入工法において、被圧地下水等によって通常の削孔が困難な場合、止水装置としてご使用いただけます。削孔口からの土留め壁背面土砂流出、注入材流出を軽減させます。
※止水ボックスご使用の場合は、必ず接続用口元管の設置が必要です。

B : 口元管と止水ボックスの接続選定

タ  イ  プ

特   徴

Fバンド式

弊社では、一番よく出るタイプです
接続は、本体を口元管に差し込みボルト一本で取付可能です
口元管のパイプ部も切断のみで使用できるので、納期も早く価格も経済的です。口元管の長さは、差し込み部分が必要となる為、最低15㎝の長さが必要です

ヴィクトリックジョイント式

Sカラー付きの口元管に、ヴィクトリック専用パッキンをセットして止水ボックスをビクトリックバンドで接続しボルト一本で固定します。
取り外しは、一番簡単に外せます。

口元管の長さは、バンドが掛かる部分が必要ですが、最低10㎝の長さで作成が可能です

ボルト・ナット式

フランジ付きの口元管に、パッキンと止水ボックスをボルト4本で固定します。
口元管の長さは、ボルトナットが入る隙間があればいいので、最低5㎝の長さで作成が可能です

ねじ込み式(注入用)

ネジ加工(左ねじ)された口元管に、止水ボックスをねじ込んで続します。
口元管の長さは、ネジ部が確保される長さと溶接で歪まない距離が必要になるため、最低15-20㎝の長さが必要です
基本的に大きいサイズには向いていません。
φ40.5(右ねじ)~φ118までに対応できます。

C . 止水ボックスとケーシングの止水

ゴムパッキン式 

ケーシングとの隙間を特殊なゴムパッキンで密閉し、土砂の流出を軽減します。
クローネンビット・リングビットを装着したまま押し込んで使用できます。
耐久性に優れ、簡単に交換出来ます。

グリスコットン式                       

ケーシングとの隙間を特殊潤滑剤を含浸されたグリスコットンで密閉し、土砂の流出を軽減します。
グリスコットンを内蔵した頭部ボルト部分を締込むことでケーシングとの隙間を極限まで閉塞することが可能です。
耐久性にも優れ交換も可能です。
※先端リングビットが貫通できない為、削孔開始及び完了時に止水ボックスを外す必要があります

仕様ケーシング
サイズ(㎜)1巻の長さ約(m)重量(kg)
9.59650.3
11.1118
37.0
12.713329.3
15.9165

止水ボックス タイプ別一覧

口元管イメージ図止水部口元管サイズ 削孔径図面
Fバンド式パッキン式φ165.2 118/133図面
φ216.3 146/165図面
グリスコットン式φ165.2 118図面
φ165.2 133図面
φ216.3 146図面
φ216.3 165図面
Sカラー式パッキン式φ165.2 118/133図面
φ216.3 146/165図面
グリスコットン式φ165.2 118図面
φ165.2 133図面
φ216.3 146図面
φ216.3 165図面

ボルトナット式パッキン式φ165.2 118/133図面

φ216.3 146/165図面
グリスコットン式Φ139.8 96図面
φ165.2 118図面
φ165.2 133図面
φ216.3 146図面
φ216.3 165図面

プリペンダー φ40.5用

調査用ボーリング・注入などに使用します

その他 資料

参考:150タイプ 定価30万です 

特殊な止水ボックス

JIS規格ねじ込みフランジやSカラータイプ等特殊な接続にも対応する製品もございます。
その他、有効長、排出口サイズ、排出口数量他、施工条件に応じたゼロ設計からも承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

止水ボックス(特殊フランジ接続タイプ)

止水ボックス Q&A

A:パッキンは柔らかいパッキンになっていますので、わざと孔を小さくしています。       捻じ込んでください。

A:おおよそアンカー本数10本につき1~5枚ぐらい消耗します。
ただし、使用状況(削孔長)によって変わるのであくまで目安となります。

A:通常より柔らかいパッキンになっていますので、わざと孔を小さくして無理やり押し込む事で、止水の役目をしています。

A:シャッター板は緊急時に使用します。先端ビットの付け替え時などに使用します。

A:口元管(ガイド管)の作製サイズは125、150、175、200用です。                ただしサイズによっては、ヴィクトリックジョイントが手配困難な場合がございます。       事前にご確認ください。

A:通常は開けてスライムの流出に使用します。土砂の吹き上げが激しい場合にバルブを使うことで瞬時に止めることが出来ます。

A:一般に、パイプの一番短い箇所の寸法が155~165㎜の長さ

(Fバンドが難なくセットできる長さ)で作製しております。用途により長さの変更は可能です。

A:加工できる範囲であれば、いくらでも変更可能です。

A:削孔中に漏れ出す水を止水するために行う装置です。
防墳装置・止水BOX自体をプリペンダーと言う事もあります。

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